2022/10/19
「ぬっ」
「む」
早朝になにかの気配で起きました。
幽々子様ならおそらく気づかないのできっとフミタさんでしょう。
「フミタさんどうしたんですか」
「……作っちゃった」
「へ?」
「おにぎり」
ピクニックのお誘いでした。
本日のメニュー
・塩おにぎり
・だし巻きたまご
・唐揚げ
「豪勢ですね!」
「だろ? 頑張っちった」
里の近くを流れる川で朝ごはんを食べました。
全部フミタさんが作ってくれたものです。
「良いですね。朝は空気がきれいな気がします」
「そういう当たり前のことに気づいてほしくてさ」
「フミタさんはたまにおしゃれなことをしますね」
「だろ?」
こういうお誘いなら大歓迎です。
事前に言ってくれればもっと良いですが。
「ちなみにこの唐揚げなんかあったから揚げたやつだからきっとY子ちゃんに怒られる」
「え?」
「一緒に怒られような!」
結局フミタさんだけ怒られていました。
私は被害者です。
美味しかったので良いですが、家に帰るまで怖かったです。
朝のピクニック、また行きたいですがそういうのはなしにして欲しいです。
行くならちゃんとして平穏な心で行きたいです。