2023/02/09
「幽々子様!」
すり足で廊下を滑り幽々子様の部屋にやって来ました。
「入ります!」
「もう半分入ってるじゃない。何の用なの。見ての通り幽々子様は忙しいのよ」
幽々子様はガジュマルのガジュちゃんに詩を詠んであげている途中でした。
でも、憩いの時間に入り込むほど大事な話なのです。
「今夜ハンバーグってY子さんが言ってました!」
「ほう」
「しかもデミグラスソースだそうで!」
「ふむ」
「目玉焼きも乗るようです!」
「これ妖夢、はやくY子さんを撫でてきなさい」
「行ってきます!」
そのままおだいどこまで滑り走りしてY子さんを撫でたら「髪が汚れる」と手を払われました。
気持ちというのは伝わらないものです。
本日のメニュー
・デミグラスハンバーグ
・目玉焼き
・もやし炒め
・焼きブロッコリー
・オニオンスープ
「デミグラスソースとごはんって合うんですねえ幽々子様」
「妖夢、デミグラスソースはごはんとも合うのよ」
「知ってます」
知ってました。
「黄身がこうなると、これですよね肉汁と。こう。ね、幽々子様」
「妖夢、黄身がこうなると肉汁とこうよ」
「知ってます」
知ってました。
「これ焼きブロッコリーにデミグラスソースにつけても美味しいです幽々子様」
「当たり前じゃない」
「なんで急に裏切るんですか」
裏切られましたがハンバーグは美味しいです。
ハンバーグ、ずっとごはんが食べられます。
久しぶりのハンバーグでしたが、何日かに一度で良いです。
これは飽きません。
いつか飽きるくらいハンバーグを食べる音が私の夢です。
夢、叶うといいな。