2023/02/23
朝、足音で起きました。
私の部屋に向かってくるというわけではなくばたばたと動き回ってる足音です。
「ばぶぶさぶぶぶ」
「おはよ」
「おはようございます。なんだか今日騒がしいですね」
「なんか、朝食に力入れてるみたい」
「それは素敵な力ですね」
顔を洗っていたら素敵な話題をひっさげてカセさんが登場しました。
今日は朝から力の入ったごはんです!
本日のメニュー
・サンドウィッチパーティ
・ミネストローネ
「わあ」
「主人の職権乱用を駆使した結果がこれよ」
「幽々子様、そんなの駆使しないでください」
大量のパン、具材も色々。バターとケチャップとマヨネーズ、マスタードやわさびやよくわからないソースもありました。
「昨日の夜ポロッとサンドウィッチがたらふく食べたいとY子さんに言ったのよ」
「幽々子様のポロッとって部屋に呼びつけて正座してお話することを言うんですね」
「……」
へとへとになったY子さんが嫌味を言っていました。
頑張ったY子さんだからこそ言える嫌味です。
「ほらY子さん、私が作ってあげるわ。このお肉と合うソースは?」
「レタスとチーズももりもりにしてそっちのグレービーソースとからしで」
「はいはーい」
私はたまごサンドを最初に作りました。
一番基本で一番美味しいサンドウィッチです。
カセさんはウインナのみをマヨネーズとケチャップとマスタードぶちゅちゅしてます。
「妖夢ちゃん、お互いのサンドウィッチ作り合いっこしよう」
「作り合いっ子いいですねえ! ウインナのみは無しで」
「もちろん」
カセさんはウインナとレタスとピーマン、トマトを入れてマスタードで作ってくれました。
マスタードとウインナはやはり鉄板です。
お野菜の歯ごたえも美味しかったです
「よくこんな豊富で美味しい素材からこんな微妙なものを作れたね」
「……」
私はハムとチーズをいちごジャムでサンドウィッチを作りました。
だめでした。
珍しくカセさんが嫌味を言うくらいだめでした。
一口食べましたが本当にダメでした。
サンドウィッチパーティは楽しかったですが、センスが無いのがわかってしまうので次は決められたやつがいいです。
朝から満腹です。Y子さん、ごちそうさまでした。