2023/03/02
「これ鈴仙ちゃんからもらった」
「ほえー」
お買い物帰りのY子さんから栗をもらいました。
鈴仙もなかなかいい仕事をします。
「この時期に栗なんてびっくりですね」
「……」
「あ、違うんですたまたまです。たまたまダジャレで」
「幽々子様ー」
「ちょっとY子さん!」
なんか言いふらされました。
本日のおやつ
・栗
「これが驚きの栗ね」
「それだとダジャレになってませんよ幽々子様」
「……」
なんかはしゃいでいます。
きゃっきゃしている二人をよそに、私は静かに栗をむきます。
「なかなか美味しいですね栗」
「幽々子様、驚き美味しいですか?」
「美味しい驚き」
いつの間にか栗が驚きになっていました。
その事自体が驚きです。
この人達ずっとからかってきます。
「あ、栗だ」
「カセさんお疲れ様です。衣替えの準備ですか」
「そ。疲れた」
「栗いっぱいありますよ」
「ずっと同じ作業してたのにまた栗を繰り返しむく作業……」
「あ」
「お」
「カセさん……」
何もわかってない表情のカセさんと握手をしました。
栗を繰り返し、栗ダジャレです。
「いま二対二ですから! 二対二!」
「なにどうしたの妖夢ちゃん」
「幽々子様、どうしますか? カセさんもってかれました」
「カセさんのナチュラルなやつ良かったわねえ」
「いや何、私なにかした?」
今日は二対二で落ち着きました。
本日の栗ダジャレ対決は二対二です。
次は勝ちたいです。
カセさんがこちらにいて良かった……