2023/05/03
部屋で本を読んでいました。
紅魔館で借りた本をそろそろ返さないといけないです。
「ふむ……」
目頭を抑え、本を閉じました。
なぜ人はこうも辛い恋愛を選ぶのでしょうか。
「でも、私でもこんな禁断の恋を選んでしまうかもしれません」
「読み終わった?」
「のわあ!」
気配も無くカセさんが立っていました。
私が集中しすぎていたのでしょうか。
「びびびっくりしました」
「お昼出来たよ」
「あ、行きますう」
赤い目をごまかすようにして、居間に行きました。
なんか昨日と流れが一緒です。*1
本日のメニュー
・焼きうどん
・ブロッコリーとコーンのサラダ
「ずぞぞぞぞん。ぬはあ美味しいですねこれ」
「でしょ」
今日はカセさんとフミタさんとお昼です。
なんか、嫌な予感がします。
「妖夢ちゃんさっきさ」
「ななななんですかカセさん別に何もしていませんよ私は」
「なんかしてるやつの言い方だな」
「いや、まあ、いいか」
「あれ本がとてもおもしろくて! すごく感動して! だからしょうがないんです!」
「私何も言ってないけど」
「だって人がしぬんですよそりゃ泣くでしょ」
「なに妖夢ちゃん泣いてたの」
「あ、……誘導尋問ですねカセさん!」
「違う、それは自爆」
「自爆だな」
フミタさんに小説で泣いてたのを散々からかわれました。
よく考えたら、カセさんは何もしていません。
私の自爆です。
……ちくしょう!
*1 2023/05/01