2023/05/09
「なんか足の爪がやけに伸びますね……」
「これ妖夢」
「わあ!」
足の爪を切っていたら幽々子様が後ろに現れました。
おかしいです。
私の後ろは押し入れなのに。
「どどどどうしたんですか」
「今日のおやつはすごいらしいわ」
「そうなんですか」
「Y子さん渾身の」
「あれ、でも昨日温泉旅行まで力を溜めるって」
「今日の朝ごはん見てナコさんに怒られたらしいわ」
今日の朝ごはんは、白いごはんと目玉焼きと焼きウインナとおみそ汁、お漬物でした。
それでも幽々子様はごはんを二回おかわりしていましたが。
「まあ私はあれで十分すぎますが」
「主人にあのごはんなのはどうかと……」
「あ、ナコさんの真似似てます。口調は優しいのに恐ろしさが含まれてる所が」
「挽回のおやつだって」
「挽回のおやつ」
ということで挽回のおやつを頂きに行きました!
本日のおやつ
・つぶあんバターのコッペパン
「挽回も過ぎてこれは名誉ですよ幽々子様」
「なに妖夢は上手いことを言うわね」
「……どもども」
反省Y子さんの焼き立てパン、さらに優しい甘さのあんことじゅわっとしたバター。
こんなものは美味しくないわけがないのです。
「これ十二本食べられます」
「私は十五本」
「用意します……」
「Y子さん冗談ですって! 幽々子様笑ってないで止めてください!
ちゃんと反省していました。
コッペパン、すごく美味しかったのでまた反省してほしいです。
Y子さん、また何か悪いことしないかな。
して欲しいです。