2023/05/19
温泉旅行のお土産を持って紅魔館へ来ました。
門で美鈴さんと談笑していると、ラーメンの屋台が通りがかりました。
こんなの、食べるしか無いです。
本日のメニュー
・チャーシューメン
「じょん!」
「じょん!」
私も美鈴さんも、なぜか気づいたら居た咲夜もみんなチャーシューメンです。
お肉が食べたい気分だったのです。
「美鈴、にんにくあるわ」
「いいんですか?」
「いいでしょ」
「うわあ女子会の時の目してる」
「こうなったら止められないよねえ……」
咲夜の暴走を誰も止められませんでした。
私もにんにくを一つ、ラーメンに割って入れます。
「罪の味がします」
「罪ね」
「罪罪」
「あ、これちょうどよいかもしれません」
私が紅魔館に持ってきたのは、温泉まんじゅうと温泉のもとです。
お風呂に入れると温泉になるという魔法の粉です。
「これ入れてもうお風呂入っちゃえばにんにくの匂い消えるんじゃないんですか」
「……」
咲夜と美鈴さんは優しく首を横にふるのでした。
身体の匂いは消せても、口の匂いは消せないのです。
こう考えると、私の主人が吸血鬼じゃなくて良かったです。
遠慮なくにんにくが食べられます。
まあ、さっき「あらくっちゃいのが来たわ」とからかわれましたが。
からかわれるくらいなら大丈夫です。