2023/05/29
「幽々子様、今日の夕ごはん何がいいですか」
「そうねえ」
お昼すぎ、居間でフミタさんとジェンガをしていました。
そうしたら幽々子様とY子さんの会話が聞こえてきました。
「昨日はお鍋だったわね」
「ですね」
「一昨日はもりもり野菜スープ」
「はい」
「……」
ふと、幽々子様と視線が合いました。
にこりとされて、Y子さんに視線を戻します。
「今日はお肉がいいわね。豚さんの」
「あの幽々子様なんか私と目があった後にそういうのなんかおかしくないですかあ!」
「だっは!」
フミタさんが笑ってジェンガを崩しました。
もうめちゃくちゃです。
本日のメニュー
・分厚い豚肉のソテー
・もやしとキャベツの塩炒め
・たまごスープ
・おくらの漬物
「いただきます」
「いただきます!」
「妖夢ちゃんなんでぷりぷり怒ってるの」
「カセさん聞いてくださいよだって幽々子様が」
「どしたの」
「私の顔みて今日は豚肉が良いって言ったんです」
「るふっ」
たまごスープが空中を飛んでいました。
汚いです。
「やめて本当にY子さんにかかるところだった」
「幽々子様に言って下さい」
「幽々子様、妖夢ちゃんを肉に例えるの面白いんで辞めて下さい」
「ごめん妖夢を肉に例えるのやめるわあ」
「はい、やめてください妖夢ちゃんを肉に例えるの」
「連呼しないでもらえます?」
なんか失礼づくしでしたが、豚肉は美味しかったです。
ソテーってのはごはんが進んで仕方ありません。
お肉にならないよう明日はしっかり運動します。
頑張ります。