2023/06/13
「え、もしかして鈴仙もですか」
「そうだけど……」
紅魔館にお呼ばれしました。
私宛に手紙が届いていたと思ったら「プチハンバーガーパーティのお知らせ」という咲夜からのものでした。
「……これ招待状」
「ああ鈴仙のも……」
「なんでこんなおどろおどろしい紙で書いたのかしら」
「さあ……」
黒い紙に赤文字で書かれていました。
こんなの、魔法使いとかがつかうやつです。
手紙を運んでくれたフミタさんも「呪い関連かと思った」と言っていました。
美鈴さんに快く通され、メイド妖精に連れられて私達は客間に向かいました。
「レディース、エンド、レディース」
「わ」
「なんです?」
咲夜に出迎えられたそこはプチハンバーガーパーティの会場でした!
本日のメニュー
・プチハンバーガー
「プチハンバーガーパーティってハンバーガーパーティのちっちゃい版じゃなかったのね」
「それならハンバーガープチパーティーですわ」
「正論だけになんか苛つくわね……」
とにかく小さいハンバーガーをもりもり食べました。
客間は扉が開け放たれ、いつものパーティ会場の半分くらいの規模で大きく展開されています。
レミリアががつがつプチハンバーガーを食べているのが可愛らしかったです。
「お二人もどうぞ」
「可愛いですね。二口くらいで食べられます」
「プチハンバーガーパーティなのでこれを食べる以外何も催しはありませんので」
「なるほど」
「ごゆっくり」
適当に食べて適当に挨拶して帰ってきました。
帰り道鈴仙と話しましたが、「これぞ紅魔館」な変なパーティでした。
帰って幽々子様に言ったらちょっと羨ましがられました。
まあ、楽しくて美味しかったです。
でもなんか、変な感じでした。
それが紅魔館です。