2023/06/30
「Y子さん、スパゲティ食べたいです」
「んあー」
Y子さん面倒面倒時期になってしまいました。
こういう時は何が食べたいというのが良いです。
「Y子さんのスパゲティ食べたいなー」
「あー」
「ミートソースがいいですー」
「うー」
「ナポリタンもいいですね。赤いやつ」
「ぬー」
「あ、私作れますかね。ちょっと今日のお昼は私が」
「それはいかん」
すっと立ち上がり、いかんいかんとつぶやきながらおだいどこへ消えていきました。
作ろうとしたのは本気だったのですが、まあ良かったです。
……なにがいかんのかはわかりませんが。
本日のメニュー
・ナポリタン
・チキンサラダ
「うまちゃい」
「幽々子様、お口が」
「くるしゅうない」
幽々子様のお口が橙になるくらい美味しいナポリタンです。
ケチャップの中に時折見えるピーマンの緑が素敵です。
「すごく美味しいですね」
「ねえ」
「んへへ」
「Y子さんは食べなくて良いんですか」
「味見でお腹いっぱい。すみません幽々子様、味見でお腹いっぱいになっちゃって」
「いいのよ。私達は勝手に食べて片付けるから休んでて」
「……じゃあ、お言葉に甘えて」
実は体調が良くなかったようです。
流石の幽々子様、慧眼です。
「幽々子様、私がお皿を洗います」
「うむ。頼んだわよ妖夢」
「じゃあ私はここの三人の感想を書にしたためY子さんに提出してきます」
「うむ。頼んだわよカセさん」
Y子さんは案外そういうので体調が良くなったりします。
妖怪みたいに精神に作用されるんですね。
お料理妖怪、Y子さん早く元気になって欲しいです。