2023/07/09
「……うーす」
「どもです……」
「……真夏ね」
「真夏ですね」
真夏でした。
真夏のせいで、いつもの甘味処のお団子の魅力が薄れてしまいます。
「まだかき氷無いんだって……」
「知ってます……鈴仙より早く聞いたんで……」
「あそう……」
「氷、無いそうですよ……」
「知ってる……」
会話の中身がありません。
暑いとどうしようもないです。
「……妖精、探しにいきません?」
「……いくか!」
「よし行きましょう!」
こうして私と鈴仙の氷精探しの旅が始まったのです!
「見つけた!」
「馬鹿は行動が読みやすいわね……」
一瞬で見つけました。
紅魔館前の湖で溶けそうになっていたのです。
本日のおやつ
・かき氷(みずあじ)
「氷買ってきてよかったわね!」
「氷を氷精に与えたら更に大きな氷が……これ何かの昔話ですか?」
「よくわからないけど大きい氷なのでよし!」
「あたい!」
氷を得た氷精の勢いは怒涛でした。
これのおかげで生き返りました。
ただ、力を発揮した後はまたぐったりしていました。
自分の氷で元気になれば良いのでは、と思ったんですがきっと馬鹿なのでしょう。
馬鹿なら仕方ないです。