2023/07/10
「幽々子様溶けてたんで食べましょ」
「はーい」
主人は夏場、溶けるものです。
本日のメニュー
・そうめん
・鶏肉のじゅわじゅわ焼き
・焼き夏野菜
「おそうめんが出ると夏という感じですねえ」
「妖夢ちゃんそれどころじゃない」
「え」
「この鶏肉うまい」
カセさんがちょっと浮足立っています。
それくらい美味しいのでしょう。
シラフのカセさんがこうなるのは珍しいです。
お酒が入ってるとその限りではないですが。
「本当だこれあれです、ジュウシイで美味しいです」
「Ｙ子さんこれなんていうの」
「特に名前は無いけど、じゅわじゅわ焼いた」
「じゃあじゅわじゅわ焼きですね」
「そうなる」
「なんかダサいわね……」
でももうじゅわじゅわ焼きになってしまいました。
胡椒がピリリとして美味しいです。
「これはごはんでも良いです」
「あーじゃあ明日のお弁当にする？」
「ぜひに！」
「ずるい。Ｙ子さん私も」
「カセさんずっと家に居るでしょ」
そのくらいじゅわじゅわは美味しかったです。
そうめんの存在が薄れるほどに。
でも、それでいいのです。
そうめんなんて、これから飽きるくらい見るのですから。
今はじゅわじゅわ焼きです。
じゅわじゅわ。
