2023/08/22
「妖夢ちゃん、お客さん」
「え、私にですか」
私にお客さんなんて珍しいです。
たまに来る鈴仙は勝手に家にいたりしますので、客扱いされてないです。
「こんこん、どうもー」
「こんにちは」
幽香さんがいました。
お家に来るなんて宴会以外だと珍しいです。
「こんな遠い所にわざわざ」
「いいのいいのお礼だし。はいこれ」
「う、うわあ高級そうな箱!」
高級そうな箱を二つ頂きました。
クッキーとかケーキとかが入っているようです。
しかも、一つは妖怪の山のあんまり入れないお店のもの、一つは手作りだそうです。
「こんな……いいんですかこんな、すごいこんな」
「こちらとしても感謝するしかないし」
「え、なんのことでしょう」
「……新聞見てない?」
「見まくってます!」
自分の部屋から切り抜きを持ってきました。
先日からずっと集めています。
「私のコレクションです」
「……」
なんか無言で撫でられました。
こういう時の幽香さんは優しいです。
しばらく天狗とやりとりした時のお話を聞きました。
どうやら好評のようで、しばらく新聞に載り続けるようです。
「それじゃ、また」
「はい、また遊びに来て下さい」
「じい」
「また来ても?」
「どうぞ~」
幽々子様とちょっとだけお話して、幽香さんは帰っていきました。
本日のおやつ
・フルーツケーキ
幽香さんのケーキはいろんな匂いがして美味しかったです。
やはり取り持って良かったです。
美味しいケーキの他に、クッキーも食べられるんですもん。