2023/08/26
「な、何してるんですか」
「見てみ。カセさんの機嫌がわるい」
廊下で居間を覗いてるフミタさんに遭遇しました。
一緒に覗くことにします。
「いつもの布の整理していますが。フミタさんがなにかしたんじゃないんですか」
「したけどしてないんだよ」
「どういうことです？」
いち、今日フミタさんがいつも通りカセさん怒らせる
に、ツシマさんやノゾっちさんのおかげで平和になる
さん、また不機嫌のご様子
ということでした。
「フミタさんにだけ怒ってるのでは？」
「いや、ツシマっちにフォローしてもらったあとは普通に会話したから」
「またその後になにかあったと」
人間ですから不機嫌な時だってあります。
ただカセさんは顔が濃い（？）ので迫力があるんです。
「妖夢ちゃんちょっと行ってこいよ」
「おやつの時間ですし行きますよ。がらぁっ！」
ふすまを思い切りあけました。
こういう時は元気です。
「カセさん今日のおやつはなんですかね！ 幽々子様もまだ来ていないみたいですが！」
「これ。とけてる」
「……」
おやつには「これ」
幽々子様には「とけてる」
を早口で回答いただきました。
本日のおやつ
・これ（こしあんのおまんじゅう）
「……誰もいないようですし、カセさんも作業中なら部屋で食べます」
「ん」
いつも一言ですが、今日の一言は更に短かった気がします。
「……お前、勇気あるな」
「あるけど折れました。部屋でおやつ食べます……」
「おう、なんか、悪いな……」
部屋で食べたおまんじゅうはちょっとしょっぱかったです。
後でツシマさんに聞いたら、機嫌は元に戻っていました。
夕飯もいつも通りでした。
カセさん、いつも上機嫌でいてほしいです。
……やっぱ上機嫌は変なので、普通になっててほしいです。
