2023/09/10
「おい」
「……あぶ」
「妖夢ちゃん起きろ。行くぞ」
「……何時ですか今」
「カセさんもいるぞ」
「いる」
「……眠いです」
「そりゃまだほぼ夜だからな」
「朝とは言い難いな」
「……そういうのは前日に言って下さいと何度も」
「おにぎり握ってきた」
「だし巻きと梅干しと唐揚げもある」
「……五分で着替えます」
起きました。
そんな深夜のハイキング、わくわくしないわけないです!
「着替えました! 今日はどこ行くんですか」
「声でけえよ。山行くぞ山」
「やっぱりハイキングは山ですよねえ」
「二人はよく行くの?」
「たまにフミタさんに起こされます」
「たまに妖夢ちゃん起こす」
「そうか」
ということで山です!
山の麓の朝焼けが見れそうな場所で、おにぎりです!
本日のメニュー
・塩おにぎり
・だし巻きたまご
・唐揚げ
・梅干し
「んめ。だし巻きうめえよカセさん」
「どうも」
「唐揚げも最高です」
「唐揚げのせいでナコさんにバレたからな」
「そうなんですか。絶対このあとに幽々子様に言われますね」
「なー」
朝の幽々子様お和服タイムはナコさんのものなので、そこでバレちゃいます。
バレるならバレルで、楽しんだもん勝ちです。
「満腹だわ」
「私も」
「これ、帰って寝たらまずいですかね?」
「朝ごはん参加しないと流石に幽々子様怒るだろ」
「それだけは厳守」
「じゃあ三人で頑張って起きるためにすごろくなどをしましょう」
すごろくで朝まで時間を潰しました。
その後は爆睡です。
幽々子様にお小言をたっぷり言われましたが、楽しかったので。
また誘ってほしいです。
ただ、やっぱり事前に言ってほしいです。
こっちにも準備ってものがあるものです。