2023/09/21
「あれ」
特に何も用がないけどおだいどこにいったら、お土産のお菓子が置いてありました。
明らかにお土産です。
だって高級そうな箱に入っていたからです。
「すぐ嗅ぎつけてくるんだから」
「あ、Y子さん」
「藍さん来てるわよ」
「え、本当ですか挨拶してきます」
昨日、紫様が一日中いたのでそのお礼とのことでした。
丁寧なお方です。
しばらく幽々子様とお話して、私に尻尾を触らせてくれてから帰っていきました。
「藍ちゃんのお土産、しっかり食べなさい」
「食べます。幽々子様はいらないのですか?」
「私はいいの」
なんか、一日中飲んでいたことを少し後ろめたく思っていたようです。
そういうことなら、美味しくいただきます。
「け、ケーキじゃないですか。脳みそみたいなのもあります」
「……五つか。私と妖夢ちゃんで、あと三つ」
「うーす何しとんの?」
「二つになりましたよY子さん」
フミタさんも良い鼻をしています。
「残り二つどうわけようか」
「普通に来たやつにあげりゃあ良いんじゃないの」
「そんな事したら真面目なツシマちゃんとかノゾちゃんが食べられないでしょ」
「おい間接的に私ら真面目じゃないって言われたぞ」
「いや直接的じゃないです?」
でも確かです。
名前が出たのでフミタさんにこっそり二人を呼んでもらってケーキを頂きました。
内緒のケーキはいつもの何倍も美味しかったです。
本日のおやつ
・チョコレートケーキ