2023/10/17
お昼すぎ、カセさんのお仕事がほとんどないということで特訓することにしました。
そうです、将棋の特訓です！ *1
「これはどうですか」
「……じゃあこっち」
「ふむ」
「……」
「あれ？」
「……」
「詰みじゃないです？」
「詰みだね」
なんかカセさんが強くなっていました。
この前までは私と同じくらいなのに。
「な、何したんですか」
「フミタに本を借りた」
「ずるいですよ私にも貸してください」
「はい」
「あ、どもです」
貸してくれました。
これは今夜読むとして、そんな本を読んだだけで強くなるなんて信じられません。
「なんというか、やっと将棋のやり方がわかった」
「どういうことです。もう一回やりましょう」
「私たちは今まで好き勝手指してたでしょ」
「はい。私は香車が好きです。どんな時もまっすぐ。だから大事にしてます」
「たまに王より優先してるもんね」
「はい」
「そういうのじゃなくて、定石というものがある」
「なるほど」
「ほう、妖夢不利」
幽々子様がおやつを持って現れました！
本日のおやつ
・Ｙ子さんまんじゅう
・カフェオレ
「二人が来ないからＹ子さん怒ってたわよ。はい差し入れ」
「ありがとうございます！ もうそんな時間ですか……」
「全然気づかなかった」
「妖夢、これこっち」
「え、はい」
「次こっち」
「はい、……あれ、次はこうですか？」
「そうそう。これでカセさんも育つわね」
「……なるほど」
今度はカセさんが悩むことになりました。
私も幽々子様みたいにぱっと見ただけで最善手がさせるようになりたいです。
ようし、日々特訓です。
こつこつやっていきます！
*1 2023/10/11
