2023/10/29
もうほとんど冬です。
さぶさぶしながら顔を洗いました。
「妖夢おっはー」
「あれ幽々子様」
「今日は私が朝ごはん作るわよ。早く来なさい」
「え、本当ですか。ど、どうしたんですか」
「気分~」
気分だそうです。
今朝はありがたい、幽々子様のごはんです。
本日のメニュー
・ありがたいおにぎり
・ありがたいナスのおみそ汁
・ありがたい卵焼き
・ありがたい納豆
・ありがたい冷奴
・ありがたい焼きウインナ
「頑張ったわー。いただきます」
「ありがたや」
「ありがたや」
「ありがたや」
「なんか神になった気分ね?」
こんなの、ありがたいです。
Y子さんもカセさんも両手をすりすりして幽々子様に向けていました。
「はい幽々子様。発言権を」
「はいカセさん」
「私のこれからの発言は普段のY子さんがだめだという意味ではないというのをご承知ください」
「うむ」
「泣きそうになるくらい美味しいです」
「カセさんも面白くなったわねえ……」
しみじみしていました。
これにはY子さんも納得です。
見た目はいたって普通の朝ごはんなのに、なんでこんなに美味しいのでしょうか。
「今日の日記は決定です」
「残しておきなさい。私の頑張りを」
「もちろんです」
「頑張ったから今日はお昼寝するわ」
「そのお昼寝、守ります!」
「うっとうしいからお仕事なさい」
「あい」
また、こんな機会があって欲しいです。
幽々子様、ありがたや。