2023/11/02
また雨でした。
ぼうっとしてました。
なぜでしょうか。
雨を眺めるの、なんか好きです。
「何してるの」
カセさんがやってきました。
お仕事中のようで、山のような布を持っていました。
「雨見てました」
「もしかして暇？」
「昨日からやろうと思ってたせんていが出来なくて、ちょっと持て余してました」
「よし」
ということで仕事を任されました。
今日の私は清掃グループです！
「増援って妖夢ちゃんか」
「妖夢さんどもっす」
「ここに来て指示を仰げとカセさんから」
「おう。私は総監督。妖夢ちゃんは下っ端な。ノゾっちの下」
「ノゾっちさん先輩よろしくお願いします」
「ええ……」
「よし、まず何をすれば」
「とりあえずお茶すっか」
「ええ……」
「私何もしてないんですが」
ノゾっちさんはずっと引いてました。
私がいなくても、フミタさんはノゾっちさんを常日頃引かせているんでしょう。
本日のおやつ
・チョコバナナ
「なんでこんな凝ったおやつを」
「ナコさんがチョコとかしてくれたから」
「ナコさんがチョコとかしてくれたならしょうがないですね」
「あの、結局午前から何もしてないんですけど」
ノゾっちさんの心配もわかります。
何もしてません。
「まあまあ、夕方までにやりゃあええんだよ」
「ちなみに私何をするか聞いてないんですけど」
「んじゃあもうそのままでお前でいろよ」
「まあ指示通り動くのは得意ですが……」
「これが幽々子様の側近の意見っすか……」
幽々子様の近くにいればわかります。
「深く考えてもわからない」ということを。
こうして人は考えなくなるのです。
……ノゾっちさんは、こうならないでほしいです。
