2023/11/15
「ウノです」
「はいドローツー。ウノ」
「……ないです」
「あがり」
「ああまた負けました!」
「また負けたのかよ妖夢ちゃん」
「ぬ」
「あれ幽々子様、ウノやりますか」
「みんなで楽しんで~」
居間でカセさんフミタさんとウノをやってたら幽々子様がやってきました。
なんかそわそわしてます。
「ねえ、Y子さんは?」
「そういえば昼過ぎから見ていないっすね」
「買い物では?」
「でもさっき私がお買い物行きましたよ」
「んじゃ違うわね」
だれもY子さんの行方を知りませんでした。
なんか心配です。
「探しましょうか」
「Y子ちゃんってなんか庇護欲感じるよな」
「あんなに強いんですけどね」
でも、体は弱いです。
最近はお仕事の分散でだいぶ変わってますが昔はよく寝込んでました。
「何か……嫌な予感がするわね」
「幽々子様のそういうのやめて下さい。本当に怖いんで」
「どこ居るだろ」
「イマナっちのとこだろ」
「え、なんでフミタさん」
「あー最近なんか偶に話してるんですよね。何話してるかわからないですけど」
みんなでイマナさんの部屋に来ました。
普段は来ません。
幽々子様も五十年ぶりくらいと言ってました。
「イマナさん、良いですか」
「妖夢ちゃん? ちょうどよかった入って」
「うーすおらおら」
フミタさんを筆頭に中に入ると、イマナさんの膝で寝ているY子さんがいました。
「あ、なんかお取り込み中で」
「みんな出るわよ。早くお邪魔にならないように」
「いや幽々子様まで……早くY子さん連れてって」
幽々子様の命令の方が強いので置いてきました。
幽々子様の嫌な予感は外れてました。
安心です。
本日のメニュー
・焼きそば
・具なしオムレツ
「感謝しろよY子ちゃん」
「感謝感謝です」
「……面目ない」
寝過ごしたY子さんのために今日の夕飯は私とフミタさんの合作となりました。
感謝されましたが、いいんです。
たまには休んだって。
Y子さんいつもお疲れ様です。