2023/11/17
「おーさぶさぶ」
そろそろ修行場に行くのが辛くなってきました。
もう少し温度が下がったら室内に切り替えます。
「あああああああんんた遅いわよ」
「いや別に約束してないですよ」
それか凍った鈴仙を見てからにしましょうか。
真剣に悩みます。
震える鈴仙は今日見たのでもういいです。
本日のメニュー
・親子丼
・ナスと玉子のおみそ汁
「あ、それちょうだい暖かいの」
「はいはい」
「親子丼も」
「王様ですか」
「Y子さんの調理美味しいんだもん」
「それには完全同意ですが」
鈴仙の持ってきた炊き込みごはんのおにぎりを一個食べてやったら結構親子丼を持ってかれました。
お互い様なので文句は言いません。
「鈴仙もこのまほう瓶使った方がいいですよ暖かいおみそ汁飲めますから」
「いやそれどこにあるのよ。魔法って名前入ってんのに」
「……そういえばこれどこで手に入れたんでしたっけ」
「え、なに急に。怖い話?」
家に帰ってY子さんに聞いてみました。
こういう時はY子さんならだいたい知っています。
「それ紫様」*1
「あ、やっぱり」
じゃあ手に入れるすべはありません。
紫様に聞いてもきっと覚えてないでしょう。
「これ、良いものですよね」
「ほんとよ。私が使おうと思ってたくらいよ」
「え、私が使ってもいいんですか」
「私外出ないし」
「確かに」
じゃあ私がありがたく使います。
鈴仙に自慢しながら。
紫様、ありがとうございます。
*1 2014/03/03