2023/12/16
昨日鈴仙に「暇そう」と言われたのが今になっていらいらしてきたので、今日はしっかりお仕事をします。
寒いからと放置していた庭の木を前に集中します。
この子はどうすれば素敵になるか。
剪定というのは準備段階が一番大事なのです。
「妖夢、これ妖夢。暇ならこっち手伝いなさい」
「幽々子様はいつも的確な時に的確な事を言いますね!」
「?」
そのとぼけた表情は、狙ってやったのか本気なのかわかりません。
主人に呼ばれたら行くしかありません。
今日のお仕事は以上です。
「何でしょう、忙しかったですが来ました」
「恒例の倉庫の掃除をなさい」
「なさいます」
「うっす」
「今年も一緒ですねフミタさん」
「んじゃやるか」
フミタさんと一緒に倉庫に向かいました。
本日のおやつ
・みたらし団子
・草団子
「早速おやつですか」
「腹が減ったら倉庫の掃除は出来ないって言葉知らないのかよ」
「そんな今の状況にびったしな言葉でしたっけ」
「食べないの?」
「食べあす」
食べあした。
おやつは必須です。
さっきまで集中してましたし。
「あの妖夢ちゃんたまに庭で見るけど集中してたのかよ」
「そうですよ、何に見えてたんですか」
「日光浴」
「……なるほど」
幽々子様もそう見えていたのでしょう。
今日はしっかり倉庫の掃除を見ました。
全然暇じゃなかったです。
暇そうな魂魄妖夢は、この世にはいません。あの世にも。