2024/01/12
「ういー」
「お疲れ様です、終わりですか?」
「サボ休憩中」
「いまサボりって言いましたね?」
「ギリ言ってねえやろが」
お庭でせんていをしていたら、フミタさんがやってきました。
いつも通りサボりです。
「さっきノゾっちに怒られてさー」
「後輩に怒られるとか何してるんですか」
「いやちゃうねんちょっとサボってて」
「サボってたのにサボりに来たんですか?」
「なんか絶望への足音しない?」
「何を詩的なこと言ってるんですか」
気づいたときにはカセさんがいました。
恐ろしいオーラを放っています。
「……カセさんちゃうねん」
「……何が」
「きょ、今日のおやつプリンだってよ」
「……」
連行されていきました。
いくらプリンでも、サボりはだめです。
カセさんだって起こります。
本日のおやつ
・プリン
「美味しいですねこれ固くて」
「妖夢ちゃん固いの好きだよね」
「好きだす」
今日のおやつはカセさんとノゾっちさんとでした。
「フミタにやらせてるから、私たちは休憩」
「あの人妖夢さんのところでサボってたんですか?」
「はい、しっかりサボってました」
とうとうノゾっちさんにあの人って呼ばれてました。
「やれば早いんすけどねあの人」
「それは確か」
「なるほど」
出来るけどやらない、つまりサボりです。
フミタさんはしっかりしてほしいです。
このままだと後輩に抜かれてしまいます。
……本人はそんなの気にしないと思いますけど。