2024/01/15
「おっす」
「ども」
甘味処に行ったら短い足を伸ばしている鈴仙がいました。
邪魔なので畳んでほしいです。
「なんです、だらしないですよ足」
「ちょっと疲れて。年明けは忙しいわ」
「へえ、年末もそんなこと言ってなかったですか?」
「言った」
「矛盾」
「両方忙しいのよ。あんた何にしたの?」
「無論、ぜんざいです」
「あー私もそうしようかな」
「え、キャロットケーキしか食べない鈴仙がぜんざいを?!」
「いやそんなでもないでしょ」
「ですね」
「なんなのよ」
「別に、脳みそを使ってないだけです」
鈴仙と会話する時に脳みそをつかうなんてもったいないです。
本日のおやつ
・ぜんざい
「んまんま。あんこやっぱいいわ」
「ここあんこ美味しいですよね」
「うむ……。ん、あれ咲夜じゃない?」
「あ、ほんとだ咲夜……が居ますね」
「何やってんのあの子」
「なんか仁王立ちしてますね」
「……徐々に近づいてない?」
「怖いんですけど」
「あ、あいつ時止めて徐々に近づいてきてる!」
「怖い! ずっと仁王立ちなのに近づいてきてる怖い!」
仁王立ち咲夜が私達のもとまでやってきました。
ここまでずっと無言です。
「時間止めてるときの私の虚しさを感じて」
「やですよ」
「何いってんのこの子」
変な咲夜でした。
新年の挨拶をして、一緒にあんこを食べていっぱいお話しました。
今年も咲夜は変です。