2024/02/25
「妖夢ちゃん借りてきますー」
「はーい」
「幽々子様だから用途を聞いて下さい行きますけど」
「結局行くのかよお前も」
フミタさんにまた駆り出されました。*1
でも今日は知っています。
この間の机の続きです。
「あれでもこの前何か塗ってませんでした？」
「やすりとニスは何回かやるといいんだよ」
「ほえー」
「だから妖夢ちゃんもやってくれ」
「いいですけど……何してるんです？」
「私はこの間やったから。ぽんっ」
「あ、本当に飲む気だ！」
お酒の瓶を開けていました。
まだ午前中なのに。
朝ごはん食べてすぐなのにです。
「そうそう丁寧にな。このやすりが仕上げの出来に繋がるんだよ」
「け、結構大変なんですけど」
「まあ完成したらお小遣いやるから」
「え、本当ですか？！」
「イマナさんがこれをいくらで買い取るかだな」
「……これ、売りつけるんですか？」
「言い方がわりいな。困ってたから机を作ってやる。それで報酬をもらう。何も変なことはないだろ？」
「……まあ」
「妖夢ちゃんも手伝ったって言えば余計に買うだろうし」
「私をダシに使わないで下さい」
「三割あげるから」
「私のダシなんてどんどん使って下さい」
お小遣いがもらえるなら、全然平気です。
本日のおやつ
・コーラ
「がごご……っぱあ！ 生き返ります！」
「幽霊ギャグかよ」
「いやあ大変でした。どうでしょう出来は」
「もっかいかなー」
もう一度やすりをしてニスを塗れば完成だそうです。
お金儲けはやはり大変です。
イマナさん、ちゃんと買ってくれると良いな。
間違いました。
イマナさん、ちゃんと使ってくれると良いな。
*1 2024/02/23
