2024/02/26
「おはようございます」
「おはようむ。これ座りなさい妖夢」
「座ります」
「こほん」
「どうしたんですか幽々子様あらたまって」
「それはね」
「その前に。ふんぞり返ってるカセさんは関係ありますか」
「ふんぞり返ってるカセさんは関係あります」
「やっぱりそうですか」
朝、居間にいったら主人よりふんぞり返ってるカセさんがいました。
今日の朝は期待できそうです。
「おにぎりにするって」
「朝ごはんですか? 私は別にそのままでも」
「おのり様が手に入ったのよ」
「おのり様……もしかしてのりですか! あの黒いの!」
「あの黒いのよ」
「ふん」
ふんぞり返ってます。
余計にふんぞり返ってます。
これは言葉にしなくてもわかりました。
おのり様はカセさんが仕入れてきてくれたんでしょう
本日のメニュー
・のりがまかれたおにぎり
・卵焼き
・焼きウインナ
・湯豆腐
・あぶらげのおみそ汁
「妖夢、聞きなさい妖夢」
「ははははい!」
「このことは日記に書きなさい」
「書くに決まっています!」
いただきました。
塩の聞いたおにぎりにおのり様は相性抜群です。
「幽々子様、美味しすぎて美味しいという感想しか出てきません」
「シンプルとは洗練の極み。この一見派手には見えない朝ごはんこそ至高であり最高。これは他では出ないわ」
「他では出ませんよね……」
「カセさんなんでブリッジしてんの?」
Y子さんだけがふんぞり返ってるカセさんに気づいていました。
おのり様のおにぎりは、おみそ汁にも合って美味しかったです。
いくらでもふんぞり返っていいので、カセさんもっとおのり様を仕入れてほしいです。
おのり様のおにぎり、美味しかったです。