2024/02/27
本日のおやつ
・チョコ棒
「ほえーなんですこれ美味しい」
「だろ？」
「あれ？ 消えた……」
「だろ？」
フミタさんが持ってきたチョコのお菓子を頂きました。
里の駄菓子屋で売っているような見た目でしたが、あまりにさくさくで軽くて口の中から消滅しました。
「え、これ魔法のお菓子ですか」
「口当たりがすげえんだよなこれ。チョコのくせに」
「さく。消えた……」
「いやそれ一口でいくのも相当だけどな」
「さくく」
「お前、食いすぎるなよ？」
口当たりが軽くてもしっかり太ります。
フミタさんにそう釘をさされました。
「んじゃこれ十本やる。計画的に食えよ」
「けいかく……？」
「うそだろお前」
「冗談ですよ。あれどこ行くんですか」
「仕事」
「……」
「うちだって仕事するからな！」
槍でも振るのかと思う発言でした。
でも本当に、このチョコは計画的に食べないと一瞬でなくなってしまいます。
「ふむ……でもこれはチョコ。一気に食べては太ってしまいます」
「あ、妖夢さん」
「これは偶然ですねツシマさん。フミタさんに会いました？」
「会いました。チョコのお菓子くれて」
「私も貰いました」
「あれいけませんよね。食べ過ぎちゃいます」
「ですよねー」
「さっき何本か持ってたはずなんですが」
「無くなりました？」
「無くなりました」
やっぱり、危ないお菓子です。
無くなります。
チョコのくせに。
フミタさんはにくい方です。
危ないお菓子をくれるなんて。
なんとか頑張って、一日三本までにしておきます。
頑張ります。
