2024/04/13
「……きひひ」
「おらぁ団らん終了!」
「……」
「ほらよ」
部屋で紅魔館で借りたマンガを読んでいたらフミタさんがやってきました。
無言で楼観剣を取り出すと、幻想郷一軽い土下座を見せてくれました。
「これで満足か」
「土下座するならなんでノックしないんですか」
「そういう様式美かと」
「で、なんのようですか」
「気づかんのかお前」
「え、何をですか」
「ラーメンの匂いだよ」
「た、たしかに!」
急いでおだいどこに行きました。
ラーメンといったら近くに居ないといけません。
「相変わらず入っちゃいけない雰囲気ですね」
「おう。だからコーラ買ってきてん」
「フミタさんってそういう気遣いできるのにノックしないですよね」
「無視しよ。Y子ちゃーん、コーラ置いとくでー」
「フミタさんだいすきー」
「告られたぞ。モテる女は困るな」
「あ、はい」
なんか色々と面倒だったので居間に行くことにします。
ラーメンは時間との勝負なんですから。
本日のメニュー
・塩ラーメン
「んまい!」
「ラーメンの美味しさってここまで家でできるんですね」
「妖夢ちゃん珍しく嬉しい感想」
今日のお昼は幽々子様抜きでした。
なのでかわりにフミタさんが居ます。
「どうカセさん」
「……これはもう、店だ」
「店だよな」
「店ですね」
店です。
Y子さん、お店やるかもしれません。
だって塩ラーメンがこんなに美味しいんだから。
もし本当になったら、絶対に通います。
ならないですけど。
それは白玉楼が止めますけど。
Y子さんは渡しません。