2024/04/29
「妖夢ちゃん、いい?」
「はーい、終わったら行きます」
「いやいいよ。新聞おいておくから」
「ありがとうございまーす」
大きな一本のせんていをしているとカセさんに話しかけられました。
いつも幽香さんのお花の写真が載るので読み終わった花果子念報を頂いているのです。
きりの良いところまで終えて縁側に腰掛けます。
「今日は桃の花ですか。ちょっと季節はずれているような気がしますが」
「うーす休憩?」
「あい」
「茶しばこうぜ」
「いただきます」
お茶係もといフミタさんがやってきました。
本日のおやつ
・黒糖かりんとう
・緑茶
「わあY子さんのかりんとう美味しいんですよね」
「一生食えるよな。それ妖夢ちゃんも読んでるんだっけ」
「ああ私はこれだけですこれ。写真が目当てです」
「新聞の文字以外目当てなやつとかおるんか」
「私です」
「そんな自信満々にされてもなあ」
小説とかならまだしも新聞はあんまり頭に入りません。
なんかわざと難しく書いている気がします。
「はいじゃあ残りはあげますよフミタさん」
「いらねえよ読むけど」
「読むんですか」
「お、里でなんか夜市やるってよ」
「よいちってなんですか!」
「しらんけど屋台とか出るんじゃね?」
「うわあ……行くます」
「行くますって。まあええけど明日の夜な」
「え」
「うちも行くから。楽しそうだし」
「フミタさんて腰が重いの反対ですよね」
「フッカルとお呼び」
「よ、フッカル!」
「別に嬉しくねえなこれ」
ということでフッカルさんと明日夜市に行きます。
何がやってるんでしょうか。
楽しみです。
幽々子様に……言うか迷います。