2024/05/29
「ぬんぬん」
部屋で本を読んでいたらぬんぬん聞こえてきました。
Y子さんっぽいです。
「妖夢ちゃんいるでしょ」
「いますよ」
「おいで」
「あい」
それはもう命令のそれでした。
いきます。
なぜなら機嫌の良いY子さんなんて美味しい話に決まっているからです。
本日のおやつ
・Y子さんまんじゅうチョコ
「まさかの……」
「だしょ」
「だしょって」
「うーす茶淹れたから食おうぜ」
フミタさんも居ました。
まさかのY子さんまんじゅうがチョコになっていました。
こないだクリームになったばかりだと思っていたのに。*1
「でもまだ試作だから」
「なんでうちらなん? 妖夢ちゃんなんてうめえしか言わんぞ」
「Y子さん、私はうめえしか言いません」
「フミタさんは暇そうだったししっかり感想言ってくれるでしょ。妖夢ちゃんはテンション要因」
「テンション要因」
「Y子さんこれちょう美味しいです!」
「でしょー」
「なるほどな」
テンション要因です。
どうも、私がテンション要因です。
「フミタさんはどう」
「んーなんか生地にチョコ中にチョコは良いんだけど少しくどい」
「ふむ」
「あと甘さ強いけど濃厚さが無い気がするんだけど」
「ほら痛い所をつく。ちょっとチョコクリームサボったから」
「ほう」
なんか、そうだったようです。
ちょう美味しかったですけど。
これがしっかりおやつとして並ぶのはまだ先のようです。
もしかしてクリームの方も、私が知らないだけで誰かが味見していたのかもしれません。
こうしてY子さんの腕は上がっていくんですね。
すごい。
*1 2024/05/19