2024/06/30
「これ」
「はい」
幽々子様が部屋に来ました。
珍しいです。
足音がするのは特に珍しいです。
「明日は晴れると聞くわ」
「どなたに聞いたんですか」
「風よ」
「なるほど」
あの時は何を言ってるのかわかりませんでしたが、風の噂というやつでしょう。
「あとはおやつの場で話しましょう」
「え、あ、はい」
あとはおやつの場で、です。
本日のおやつ
・串団子
・草餅
「これ妖夢、さっきの続きだけど」
「あはい」
「Y子さんもカセさんも聞いて」
「なんでしょうか」
「はいはい」
お二人も姿勢を正します。
「明日、プール開きをします」
「プール! あの風呂桶ですね!」*1
「……風呂桶?」
「妖夢、カセさんは見てないから説明を」
「人が四人くらい入れる風呂桶を作ってもらいました。ベリーポリスです」
「バリアフリーね」*2
「それです」
「幽々子様いま良く分かりましたね」
ちょっと幽々子様の負担が大きかったようで、一度お茶で一息です。
横文字は難しいんですもん。
「ということで明日晴れたらプールをしますので」
「はい」
「カセさん、フミタさんを借りても?」
「あいつは常に暇なので大丈夫です」
「妖夢も暇ね?」
「暇だす」
「やりましょう。あとはちょっと興味がある人で」
ということで白玉楼の悪ふざけ担当のフミタさんとともにプールの準備をします!
楽しみです!
晴れてほしいなあ!
*1 2024/06/21
*2 2024/03/23