2024/07/03
昨日の夜のことです。
「幽々子様、生姜焼きはごはん進みまくりですね!」
「もうちょっとお上品に食べられないのかしらねこの子は」
「すみません……」
「幽々子様、美味しいですか?」
「ああごめんなさいね」
幽々子様の異変にY子さんが気づいていました。
どうやらごはんの量がいつもより少なかったようです。
「ねえY子さん、明日はお野菜を食べたい」
「お野菜ですね」
「美味しいお野菜」
「……やってみます。朝は難しいのでお昼で良いですか?」
「もちろん」
後々聞きましたが、ここ最近で一番むずかしい注文だったようです。
でも、しっかり応えるY子さんは流石です。
本日のメニュー
・焼きナス
・焼きピーマン
・いんげんとにんじんとおからの煮物
・トマトとたまごのソース炒め
・豚の挽肉とキャベツのとろとろ炒め
・玉ねぎとお豆腐のおみそ汁
「いただきます。とても美味しそう」
少しの緊張感が走ります。
幽々子様は珍しく最初におみそしるじゃなくて煮物を食べていました。
「ちょうグー」
「妖夢ちゃん、Y子さんに拍手」
「ちょうグーおめでとうございます」
「どもども」
嬉しそうでした。
ちなみに私はトマトとたまごの炒め物でごはんを三杯食べました。
美味しいお野菜はごはんが進みます。
「幽々子様、トマト炒めはごはん進みまくりです……わ!」
「ばふ」
昨日の反省で丁寧に言ったらカセさんが吹きました。
ちょっとお上品の方向が違ったようです。
でもまあ、幽々子様がお元気で良かったです。
お野菜もたまにはやるじゃないですか。
私はずっとお肉でも良いですが。