2024/08/02
暑いので外に出たくなく、部屋でぐだぐだしていました。
部屋で大人しくしてるくらいならぎりぎり汗は出ません。
咲夜いわく、どうやら木の家は涼しいようです。
「がらぁ! 暑くね!」
「そろそろ私が何も言わずに斬らないことを感謝すべきですフミタさん」
相変わらずノックしないフミタさんが何かを持って部屋に来ました。
「皆のためにスイカ買ってきてん私」
「フミタさんんは皆に褒められちやほやされるべきです」
「スイカ割りしようぜ」
「うーん、まあ」
なんか乗り気じゃなかったですが、今日はスイカ割りをすることとなりました。
「つっまんねえなあ!」
そして少しの時が流れフミタさんの声がお庭に響きます。
だって私は目をつぶったくらいならなんでも斬れます。
しかも動かないものです。
斬らないように剣を振るうことがむつかしいくらいです。
「妖夢ちゃんもう棒持つな! ツシマっち!」
「は、はい任されました」
ツシマさんのスイカ割りは盛り上がりました。
私は自分が先程キレイに斬ったスイカをナコさんの所に持っていきました。
「ナコさんこれお願いします」
「見てたんですけど」
「はい」
「あの太い棒でなんでこんな斬れ味が出るんです?」
「私剣士なので……」
ちょっと格好つけて言ったらナコさんに引かれました。
カセさんは腹を抱えて笑っていました。
本日のおやつ
・スイカ
「カセさん笑いすぎです」
「妖夢ちゃん普段ぽんこつなんだからそういうの見せないようにしないと」
「でも棒を持たされたらもう私は剣士です」
「ツシノゾがドン引きしてたよ」
「……嬉しくもありますが悲しくもあります」
剣士たるもの引かれるほどの技術を見せられたのは良いですが、後輩が近づかなくなるのは悲しいです。
もっと頼ってほしいのに。
フミタさんのせいですので、そろそろ本当に斬ろうと思います。
多分一回くらいなら平気だと思います。
斬ってもしななそうです。
幽霊ですし。