2024/08/17
「ざます……」
「遅いのね妖夢。お殿様なのかしら」
「なんで元気なんですか……」
幽々子様が元気でした。
昨日、というより今朝まで幽々子様の夏のお仕事終わり祭りで最後まで残っていたのに、幽々子様が一番に起きて居間でお茶を飲んでいます。
「もうお昼なのに誰も起きてこない」
「だって幽々子様、昨日参加した人が寝たのは太陽がのぼり始めてからです」
「ああお腹空いたわねえ妖夢」
「私は飲み過ぎで気持ち悪いです」
「幽々子様、ごはんの量どうします?」
「もりもりで」
「もりもりというのは……あ、ちょうど良い妖夢ちゃん来なよ」
「あ、どもです」
イマナさんが居ました。
案外早く会えました。*1
そうでした。
白玉楼には普段夜に起きていて昼は寝ている人がいるんでした。
本日のメニュー
・目玉焼き
・冷奴
・焼きウインナ
・具だくさんみそ汁
「はいごはん持ってって」
「お昼ごはんイマナさんが作ったんですか」
なんかそういうことやる人じゃないと思っていたので驚いてしまいました。
「卵焼いてウインナ焼いて豆腐はそのまま。みそ汁は今朝Y子さんがしにそうな顔で作ってた」
「さすがですね……」
ということで私も少しだけ食べます。
イマナさんと幽々子様のごはん、珍しいです。
「すっかりうちのは腑抜けちゃって」
「皆私に合わせてくれるのよー」
「まあだからこそ私みたいなのがこうやって幽々子様に給仕出来るんでいいんですけど」
「イマナさんって生活の調子が幽霊みたいですよね」
「幽霊なんだよ言わせんなよ君」
そうでした。知ってましたけど。
食べたので寝ます。
今日は寝て良い日です。
明日は山の夏祭りなので元気を取り戻します。
おやすみなさい。
*1 2024/08/12