2024/08/25
「妖夢ちゃんお昼何食べたい?」
「カセさんが作ってくれるんですか!」
「うううん、フミタに作らせる」
「……じゃあ、なんかこう、馬鹿なものを」
「もともと馬鹿だから馬鹿なもの出来上がるぞ」
「そういうのって影でこそこそ言うもんじゃない?」
影でこそこそ言うなんて私の武士道に反します。
ちゃんと目の前で馬鹿と言います。
「んじゃチャーハンにすっか。妖夢ちゃん手伝え」
「ところで幽々子様とY子さんは」
「パーマ屋」
「あの変化が無いパーマ屋さんですか」
「お前それは本人たちの前で言うなよ」
「すみません絶対言いません」
これは反しても良いことにします。
だって言ったらふたりとも怒りそうなので。
本日のメニュー
・鬼盛りにんにくラー油チャーハン
・ねぎ汁
「ガハハお前らを外出出来なくさせてやったぜ」
「相当臭いぞこれ」
「でもカセさん、臭いものは美味しいと相場が決まってます」
「その相場やだなあ。わかるけど」
お手々をにんにく臭くした甲斐がありました。
にんにくチャーハンはくさくて美味しかったです。
「妖夢ちゃんラー油入れろようめえぞ」
「入れます」
「妖夢ちゃんちょっとマヨもおすすめ」
「なんですそれやります」
「ねぎ汁にすりおろししょうが入れたけど一ミリも消臭してくれなそうだな」
「それ以上のにんにくとラー油ですからね」
案の定、帰ってきた幽々子様とY子さんに鼻をつままれました。
でも三人なので怖く有りません。
にんにくチャーハン、三人で食べれば怖くないです。