2024/11/11
「これ妖夢」
「ここにおります」
朝食後、少しだらだらとしていましたら幽々子様に声をかけられました。
幽々子様はお茶を置いてこちらを一瞥しました。
「だらけているわね」
「食後なので。すみませんしゃんとします」
「いえいいのよ。あなた達は少しばかり真面目すぎる」
「それよく言いますけどあんまりそんな感じしません」
「あなたとフミタさんは除く」
「あ、はい」
この場にいないフミタさんが除かれているのが面白いです。
「カセさんなんてもう行っちゃったし」
「行っちゃいましたね。指示を出す人は一番最初に居るべきと言ってました」
「Y子さんは食器を洗ってお昼の準備をしているわ」
「お昼はオムライスだそうです」
「妖夢は何をしているの」
「私は先程の朝食を消化するのに集中しておりました」
「採用」
「え?」
ということで幽々子様の一存で明日は従者休憩デーとなりました。
私とフミタさんを除き。
本日のおやつ
・バナナ
「バナナもって部屋にくんなよ笑っちまうだろ」
「笑わないで下さい」
「てか私明日休み予定なんだが?」
「でも主人命令です」
「幽々子様にしては珍しく一声かけずやってるってことはマジのやつだな」
「マジのやつだと思います」
「んじゃいっちょやったるか。幽々子様は?」
「私とフミタさん以外の方々にかけあっています」
「直々に?」
「直々に」
「ちゃんとフミタさんに一声かけるのも忘れていませんわ」
「わ、びっくりした」
気づいたら幽々子様が隣で正座していました。
ということで明日のお仕事は全部私とフミタさんとおまけで幽々子様でやります。
確かに白玉楼は真面目な方が多いです。
みんなのために明日は頑張りましょう!