2024/11/28
本日のメニュー
・朝カレー
・ゆで卵
・シーザーサラダ
「あれナコさんが居る。おはようございます」
「おはようございます。今日はY子さんと交換しましたので」
「カレーの匂いですね!」
「ええ、ごはんの量は?」
「もりもりでお願いします」
「はいはい。幽々子様は愛情盛りにしました」
「わあー」
「ナコさん、じゃあ私にも愛情盛りを」
「このくらいで?」
「聞くの?」
幽々子様が床を叩いて笑っていました。
ちょっと意味がわからなかったですが、面白いことです。
「幽々子様、お味は? お味は?」
「美味しいわよーねえ妖夢これもう軽く触れてない?」
「いえ、近いだけです」
相変わらずナコさんは近いです。
そして今日の幽々子様は前掛けをしていました。
「よく見たら幽々子様だいだいのあれじゃないですか!」*1
「だいだいのあれー」
「似合ってますね、ナコさん!」
「ええ、とても……」
「妖夢ちゃん見てごらん、あれがうっとりという眼差し」
「小説くらいでしか見たこと無いですね」
これを書きながら思いましたが、カセさんのこころちゃん愛はうっとりじゃなくてもっとどろどろしてる気がします。
本人には言えませんが。
「ナコさん、悪いんだけどおかわりが欲しくて。愛情をもうひとつまみ」
「わかりました」
「あの、幽々子様が笑いまくってるんですけど」
「ね」
カセさんは説明が面倒だったのかカレーをぱくぱくする作業に戻りました。
愛情は人を狂わせるんだなあ、というのを間近で見れる良い朝でした。
今日はしっかりとお仕事をしましょう。
*1 2024/11/08