2024/12/05
「あ、またそうめんですね。これ暖かくて優しくて好きなんです」
「……」
「どうしたんですカセさん?」
「いや、ちょっとヒヤッとしただけ」
「妖夢そういうところあるからー」
「え、なんです?」
どうやらちょっと言葉を間違えたようです。
一瞬Y子さんの殺気が増えたのは気のせいじゃなかったということです。
本日のメニュー
・あったか鶏肉しょうがそうめん
・厚揚げステーキ
・しょっぱい玉子焼き
「まあ気にしてないけど」
「すみません、なんか変なこといったんですか?」
「第一声が『またそうめんですか』で止まってたらぶん投げてたわよ」
「……なるほど」
「良かったわね妖夢、Y子さんが優しくて」
「ここまでちゃんと言ってくれるんだから。感謝しなきゃだめだよ」
なんか幽々子様とカセさんがやけに心配してきます。
それほど危なかったでしょう。
「わかってると思いますけど、私がY子さんの料理をないがしろにするわけないじゃないですか」
「わかってるんだけど、時に言葉は人を攻撃するのよ妖夢ちゃん」
「口が滑っても言えない事があるという事を覚えておきなさい妖夢」
「親しき仲にもだから妖夢ちゃん」
「反省します……」
ともかく、今日の朝はピリッとしなくてよかったです。
気をつけます。
言葉は危険です。
災いのもとです。
もう少し、考えて喋るよう気をつけます。