2024/12/07
しばれる季節になりました。
今年は少し暖かい冬だと思っていましたが、やはり寒いものは寒いです。
「ばばばぶしゃ……ば……」
「はい布」
「ばぶじゃす……カセさんはいつも私が布に困ってる時に来てくれます」
「むしろなんで毎朝布で困ってるのよ」
朝は寝ぼけ頭で顔を洗うので、拭く布のことを考えていません。
いつもカセさんに助けてもらいます。
「にしても今日の布、なんか使い心地が気持ち良いです」
「……」
「どうしたんですか目を丸くして」
「まさか妖夢ちゃんに気づかれるとは」
どうやらちょっと良い布だそうです。
特に気になったわけじゃないですが、なんか違和感があって気づきました。
本日のメニュー
・ガチガチサンドウィッチ
・野菜たっぷりトマトスープ
・残り物のチキンとお野菜
「あー朝ごパンですね! しかもこのガッチガチのパンのサンドウィッチじゃないですか!」
「これ口の中ずたずたになるよね」
「それが良いんじゃない」
口の中がずたずたになるのが良いとはどういうことなのでしょう。
Y子さんはごはんのことになると粋を履き違えるフシがあります。
「幽々子様、口にソースが」
「あらありがとうカセさん」
「……」
「……」
「ほら」
「もしかして私ってすごいんですか?!」
「ふたりとも主人を試すのは辞めなさい。これ良い布なんでしょう」
「さすが幽々子様です。失礼しました」
「でも幽々子様、私も気づいたんですよ」
「何良い布って」
「清掃の布巾関係もちょっと良くなってる気がする」
「私さっきナコさんと前のガッサガサのヤツのほうが良いって言ったばかりだわ」
「……そっか」
ちょっとカセさんが落ち着いていました。
まあおだいどこで布の扱いはあれです。
カセさんがあまりに沈んでいたので、お皿を拭くのにちょうど良いと励まされていました。
皆さんすごいです。
仕事のアレみたいです。
少し前に書いたアレです。
アレですすごいなあ。
追記
プロフェッショナルでした!*1
*1 2024/11/30