2025/01/06
「はわわわわぶ」
あくびが出ました。
まだ少しお正月が抜けていません。
「登山せん?」
「……ぎりぎりですからね?」
フミタさんが部屋に入ってきました。
換気のためにふすまを開けているときなのでぎりぎりです。
勝手に入ってきたら斬っていました。
「登山ですか?」
「妖怪の山いこうぜ」
「なんであんな雪山に」
「河童のコンビニあるやろ。あそこまた行きてえなって」
「コンビニってお店のことですよね? えー、辞めましょうよ」
「あそこ会計横に美味いもの置いてるじゃん」
「ああなんか機械の中に入ってる」
「そうそう」
確かに、肉まんとかあったはずです。
なぜかいつも温かい謎の機械に入ってるやつです。
「ちょっと心動いただろ」
「ちょっとだけですけど」
でもまだです。
もうぬくぬくしているのに。
お夕飯まで読書でもしようとしていたのに。
「ついてきてくれたらおごっちゃるぜ」
「……」
「今度のはずれ会に持ってくつまみもストックしておきたいんだよな」
「……」
「ストックの意味わかるか?」
「わからないですし、行くかも迷っています」
結局はまあ、こうなりました。
本日のおやつ
・肉まん
やはりおごりには勝てません。
*1 2024/12/29