2025/01/08
「幽々子様が新年の挨拶でどこかに出かけた」
「え、私を置いてですか」
「……あれ、朝来るか確認したって聞いたけど」
「……」
そういえばそうでした。
朝、早い時間帯に幽々子様が部屋に来て聞かれました。
寝ぼけていたので忘れていました。
「代わりにY子さん行ったよ」
「カセさん、お昼どうしましょうか」
「フミタに作らせよう」
「ですね」
「うち眼の前に居るんだから直接頼めよ」
ということで今日のお昼はフミタさんに任せました。
本日のメニュー
・激辛麻婆豆腐丼
・りんごジュース
「ばかやろっ……!」
「フミタさん、カセさんがばかやろうって言いました」
「うちはどんだけ辛いものを作っちまったんだ」
最初の一口はカセさんに頼んだらこの結果です。
冷たくて甘いりんごジュースが無かったら食べられません。
「あ、本当だフミタさんばかかかばばばばばあ」
「妖夢ちゃんが苦しんでる」
「おもしれえな」
ひどい言いようです。
「おいこれなれると美味いぞ」
「わかるんですけど心臓がいつもより早く動いています」
「毒かな?」
「……あと1%でも辛くなかったら良かったのに」
「カセさん、辛さに数字出したら終わりだぜ」
「一回ビンタしとくか」
フミタさんビンタされてました。
当然です。
本当にぎりぎりの美味しさでした。
もう少し辛いと美味しくないです。
ぎりぎりでした。
ぎりぎり麻婆豆腐でした