2025/02/11
「オラァ! 目覚めろ!」
「めざめろー!」
「うわあ!」
朝方です。
フミタさんとツシマさんが乗り込んできました。
いつもは殺意の無い気配は勘で起きられるのですが、今日はなんだか眠りが深かったようです。
「ピクニックいくぞオラァ!」
「いくぞおらあ!」
「……心臓がえらいことになってるんで待ってください」
「すみません妖夢さん、お水持ってきました」
「ありがとうございます」
「さっきのはフミタさんに無理やりやらされたので許して下さい」
「ツシマっちノリノリだったろうが!」
確かにノリノリでした。
以前ピクニック行けなくて拗ねてたので今回はツシマさんと三人で、ってことらしいです。*1
本日のメニュー
・おにぎり
・しそ入り卵焼き
・からあげ
「めちゃくちゃ美味しいですね。この卵焼きツシマさんですよね」
「あー良かったです。結構気合い入れて作りました!」
「妖夢ちゃん、うちも唐揚げ揚げたが?」
「ここはフミタさんをけなす所ですが唐揚げが美味しすぎてけなせません」
「そもそも私をけなす所なんてねえんだよ」
最高でした。朝のピクニック、最高です。
まあこの時期寒すぎますが。
「まあ歩いてたから体も暖かいやろ」
「それはそうですが、これからは来る時行って下さい」
「あ、本当に妖夢さん知らないんですね」
「え?」
「私は三日前くらいにフミタさんに言われました。朝のピクニック行く?って」
「……」
「そんな怖い目するの?」
なんでツシマさんに言って、私には言わないんでしょうか。
そういうところです、フミタさんは。
今度けなす所があったらしっかりけなしましょう。
フミタさんはそういう人なので。
*1 2024/09/10