2025/02/12
「あ、お茶ですか」
「妖夢ちゃんも飲む?」
「飲みます」
ヒマだったので居間にいったらY子さんが幽々子様にお茶を淹れているところでした。
一緒にご相伴にあずかります。
「最近一層寒いわねえ」
「ですね。幽々子様お部屋は寒くないですか?」
「寒いわよ。どこも寒いわよ。幽霊屋敷だもの」
「もう少し言い方ってものは無いんですか」
「二人共おせんべいありますけどー」
「食べますー! 持ってきますね」
「こういう時だけ腰が軽いのよね」
おだいどこに走りました。
だっておせんべいですもん。
本日のおやつ
・しょうゆのおせんべい
「おせんべいとお茶、これですねえ」
「これよねえ」
「所でお酒で暖まって寝るのはどうでしょう」
「なに発見みたいな顔してるのよ」
「カセさんフミタさんはそんな感じです。あとカセさんはまんまるになってます」
「うむ。まんまるになるのが一番だからね」
「私もまんまるになります。でもはんてんで寝ると敵襲に反応しづらいんです」
「不憫な子ねえ」
「そういう育ち方してしまったので」
「……よよよ」
「泣かないで下さい。本当に不憫な気持ちになります」
「妖忌は罪な人だから」
「当たり前じゃないですか」
「これ妖夢、主人に向ける目はもっと優しくなさい」
「すみません」
「妖忌の話する時の妖夢はいつも怖いわね」
「だって憎いですし」
「肉親にここまでまっすぐに憎まれるなんて妖忌も可哀想に」
「ふいー一段落しました。何の話してたの?」
「いえ何も?」
「怖いわー。Y子さんこの子怖いのよ」
幽々子様とY子さんと三人でおせんべい世間話の一日でした。
だって憎いですし。
剣術以外一切尊敬する所が無いですし。
これ以上書くと日記が終わらないのでここらへんで。
おやすみなさい。