2025/03/18
「うわなんかいる」
「うっすーいるわよ」
清掃グループのお手伝いをするため客間に行ったら鈴仙がいました。
普通にびっくりしました斬ればよかった。
「あ、どもっす……」
「ノゾっちさん、こちら何度もうちに来てますけど鈴仙です。鈴仙、こっちはノゾっちさんで頑張りやの私の後輩です」
「あー何度か見たことある。ノゾっち? ノゾちゃん?」
「どっちでもオッケーっす。鈴仙さんよろしくお願いします」
「ういーよろしく」
「早速だけど鈴仙、ここ掃除するんでどいてください」
「私来たばっかりなんだけど」
ちょっとした手違いがあったようです。
Y子さんがおやつを持ってきたので正式なお客なようでした。
「ノゾっちさん、ちょっとお茶でもしましょうか」
「今まさにお仕事が始まったばかりなんすけど……」
「いいんですいいんです。ノゾっちさん最近忙しそうにしてましたし、いいですよね鈴仙」
「私は別にいいんだけど」
「ところで何しに来たんです?」
「……後ろ後ろ」
「あ」
幽々子様が居ました。
黙ってるなんて鈴仙ずるいです。
本日の秘密のおやつ
・ももまんじゅう
「……あの妖夢さん」
「いえいいんですノゾっちさん。私が誘ったんですから……」
「幽々子さん、ちゃんとノゾっちじゃなくてあんたを怒るのね」
「そりゃ私先輩ですから……」
鈴仙の前で普通に怒られました。
屈辱です。
「まあまんじゅう食いなさい。もう幽々子さん来ないでしょ」
「食べます」
「食べるんですか妖夢さん!」
「一回怒られたんですから二回も三回も同じです」
「……フミタさんも同じこと言ってました」
「あの人、私に悪い影響を与えてそうですね」
「そういうの自分で言うの?」
鈴仙交えてのお茶会はなかなかに楽しかったです。
ツシノゾのお二人は外に知り合いが居ないと言ってたので、こういうのも後輩のためです。
まあ相手は鈴仙ですが。
練習相手にちょうどよいでしょう。