2025/03/26
「あ、幽香さんだ。ご一緒してもよろしいでしょうか」
「来ると思って待ってたの」
「さいですか……」
「ほら座りなさい」
「座ります」
幽香さんに待たれてると思うとなんかちょっと怖いです。
紫様とかと似た緊張感があります。
本日のおやつ
・みたらし団子
「この前のあれ、あるじゃない?」
「……どのくらい前のそれでしょうか」
「お正月の」
「……この前のお正月ですよね?」
「あ、もう一つ前のお正月」
「覚えてるわけ無いですすみません」
私はあんまり過去を振り返らないので。
というか振り返れないので。覚えてないですし。
「展示会をすることにしたの。花見の時だと言えないかなって思って」
「……て、てんじかい?」
「永遠亭の偉そうな女がやったっていう、あの……なんとか万象展」
「すべて思い出しました!」
以前、永遠亭のお姫様が月都万象展をやったって話を幽香さんにしたんです。*1
幽香さんはお花の写真を新聞に載せているし、そういうのをやればいいとお話しました。
「ありがとうございますなんですけれども」
「ありがとうございますなんですけれども?」
「あの、頭の良い人って話がすごく急に来るんですよ。私にはすぐピンとこなくてすみません」
「うううん、私の説明が悪かったわ。はいあげる」
「わあ!」
お団子一本もらいました。
許します。
私は許します。
ともかく、お花の展示会というのがあるようです。
それは楽しみです。見に行かなくちゃ。
どういうものがどういう感じになるのかわかりませんが、楽しみにしてましょう。
*1 2024/01/08