2025/06/05
「こっち良さそうー!」
「はーいこっちも終わりました!」
「ねえーおやつ用意してくれてるって!」
「行きます! 今泉さん行きましょう!」
「わあわあ!」
今日はみょんなことから田んぼ作業を手伝いました。
鈴仙のお客さんが腰を痛めて困ってたので今泉さんといっしょに手伝ったのです。
本日のおやつ
・水ようかん
「ああこれはあそこのやつですね」
「本当だあそこのやつ」
「なんでわかるのよ……」
「食べ慣れてますし」
「むしろ鈴仙ちゃんなんでわからないの?」
鈴仙はキャロットケーキばかり食べているからです。
私と今泉さんはいつもの甘味処で色々なものを食べているからわかるのです。
「凄い喜んでたわよ」
「いやまあ、こんな作業お茶の子さいさいですよ」
「お米にはお世話になってるからね」
「影狼いいの? 思いっきり尻尾出てるけど」
「里の外だしいいかなって」
「まあそういうもんか」
「妖怪の本分的にはどうなんです?」
「あとでわっとしとこうかしら」
「辞めなさいもっと腰悪くなっちゃう」
「そうねえ……ごはんを取るか妖怪の本分を取るか」
悩んでました。
妖怪は色々難しそうです。
私は楽です。
都合の良いときだけ人間で、都合の良いときだけ幽霊になればいいので。
あんまりないですが、都合の良いときの幽霊。