2025/09/08
「何かお手伝いします」
「はい」
「わかりました」
おだいどこに行ったらY子さんに小さい椅子を渡されました。
そこに座って下処理をしろってことです。
下処理妖夢です。
本日の秘密のおやつ
・瓶のオレンジジュース
「美味しいです。なんか冷えてる気がしますよね瓶って」
「飲んだらささっとかたしちゃってね」
「わかりました秘密のおやつですもんね」
「ういーす呼んだ?」
「呼んでないです下処理手伝ってくださいフミタさん」
「なんの下処理よ」
「野菜の皮むきです」
「まかせろ。やったらジュースもらえるんだもんな」
「Y子さん、フミタさんのぶんありますか?」
「んーん」
「んーんですって」
「んじゃそういうことで」
「いかせません」
先回りして手伝わせました。
来たからにはやってもらいます。
「むいた皮でかき揚げ作ってあげるからフミタさん」
「そういうこと言われちゃあやる気だよやる気! 今日のはずれ会にももってこうぜ」
「いいですね!」
「あー久しぶりに私も今度行こうかしら」
「Y子ちゃんなら大歓迎だから軽率に来てくれ」
「軽率に……」
なんかY子さんのツボに入ったようで震えていました。
フミタさんは日本語が変です。
でもなんか、耳に残るんです。
変な人です。