2025/09/10
「これ妖夢」
「私はここに」
居間でうとうとしていたら幽々子様に呼ばれました。
というか幽々子様は隣にいました。
「以前にネズミがわいたと言っていたわね」*1
「…………はい」
「忘れているんじゃないの」
「忘れて…………ます」
「クリームパンの時よ」
「思い出しました。庭にいたんですよネズミが」
そういえばそうでした。
クリームパンで思い出しました。
「ということでちょっとこれお寺までよろしくね」
「おつかいですか。任されました。なにがということでなんですか?」
「ネズミが出たらこれを空けなさい」
「はあ」
なんか大きなふろしきと小さなふろしきを渡されました。
小さなふろしきがネズミ用です。
「あれ、早速いる」
「あーおはようございまーす! いまーす!」
「……どうも」
寺の門にはやまびこちゃんとネズミがいました。
大きなふろしきをやまびこに、小さなふろしきはネズミに渡します。
「これは?」
「わかりません。主人の命令です」
「君は主人の命令ならわからないものを人に届けるんだね」
「ええ、そうやって生きてきましたので。半分はしんでますが」
「たはっ!」
「響子、何が面白かったの?」
「それで、それは何なんです?」
「……チーズのお菓子だ」
ということでもらいました。
本日のおやつ
・チーズのお菓子
「んまい」
「んまいですね」
「もっと無いんですか!」
「すみません、主人にはこれだけしか」
「今度はいっぱい持って来てくださいねー!」
「はい」
ということでおつかいは終わりでした。
何だったんでしょうか。
ネズミとは仲良くなっておくべきなのでしょうか。
主人の言う事はわかりません。
まあ、間違いではないので良いでしょう。
*1 2025/08/25