2025/10/22
「あれ大丈夫なんすか……」
「平気だろ幽々子様だぞ」
「どうしたんですか」
なんか暇だなと思って白玉楼を練り歩いていたら、ノゾっちさんとフミタさんがそんな話をしていました。
面白そうなので話しかけます。
「いや今フミタさんと話してたんですけど」
「ほう」
「うちがフミタさんの返事に『ぬー』って言ったんすよ」
「どうしたんですかノゾっちさん幽々子様じゃないんですから」
「ええ……」
「ほらな?」
「え、どういうことですか?」
「いやそのフミタさんも同じ反応して。『幽々子様じゃないんだから』って」
「なるほど」
「そこを偶然歩いてた幽々子様に聞かれて」
「たぶんそれ偶然じゃないですけど続けてください」
「んで大丈夫なんすかって聞いたんですけど……」
「大丈夫やで幽々子様だから」
「はい幽々子様ですから平気です」
他の偉そうな方々はわかりませんが、幽々子様なら平気です。
「幽々子様って……そんな、そういうの平気なんすか?」
「ノゾっちが急にそう言ったらビビるかもしれんけど。うちらならなあ」
「ええ。そう言って怒られるなら怒られるだけですし」
「つよ……」
「いいから仕事すんぞ。ほらあめちゃんやるから」
「わあ」
「フミタさんわたしわたし」
「おまえ何にもしてないだろ! やるから掃除手伝えよ!」
しょうがないのであめちゃんのためにお手伝いしました。
ちょっとあめ一個では安いなと思いますが。
本日の秘密のおやつ
・オレンジあめちゃん