2025/11/03
「そろそろ修行場行くの辛くなってきました」
「んあー」
真冬と真夏以外は修行場に行くのでお弁当を作ってもらっていますが、さすがにそろそろ寒いです。
おうちでお昼を取る日が春まで続きそうです。
本日のメニュー
・ちゃんぽん
・鶏の照り焼き
・ゆでほうれん草
・ピクルス
「あれ面白いのがありますよ」
「なんかもらったから出した」
「ほえー」
ピクルスです。
ホットドックとかで一緒に食べるやつです。
「ちゃんぽんも久しぶりな気がします」
「これ妖夢」
「私はここにいます」
「ちゃんぽんが久しぶりよ」
「はい」
知っていました。
「ところで修行場なんてとっくに忘れていたけど手入れはしているの」
「はい、このあとなんとなくしてきます」
「なんとなく」
「そもそも備品も古いですし、壊れたら壊れたで他でなんとかします」
「そういう感じなのね」
「もともとお祖父様が適当に用意したものですし。あそこは修行場ですが修行には適しません」
「ふむ」
「あと長い時間いるとなんか思い出してイライラしてきますし」
「Ｙ子さんこれほうれん草入れるとまた美味しいわ」
「あ、良かったですそうやっても食べられるかなって思いまして」
お祖父様の話をするとみんな無視します。
まあわかりますけど。
私がイライラしちゃうので面倒なのでしょう。
居ないのにこんなに迷惑かけるなんて本当に迷惑な人です。
良かった、もう居なくて。
